シャープは14日、2015年3月期の連結決算を発表した。液晶や太陽電池事業が大きく採算割れし、最終損益が2223億円の大幅な赤字に転落した。赤字決算は2年ぶり。これを受けて、同社は大がかりな経営改善計画を進めるが、先行きを見極めるため今期(16年3月期)の最終損益予想は見送った。

 この日発表した中期経営計画では、主力取引銀行のみずほ銀行と三菱東京UFJ銀行から1千億円づつ計2000億円の優先株出資を受けて、借入金を返済する。さらに投資ファンドのジャパン・インダストリアル・ソリューションズからも250億円の優先株出資を受け、成長事業への投資に回す。

 シャープは今後、社内を主要5つの事業に分社化し、迅速でわかりやすい経営に切り替える。分社は、コンシューマーエレクトロニクス(民生用家電)、エネルギーソリューション、ビジネスソリューション(企業向け)、電子デバイス、ディスプレイデバイス(液晶など)の5つのカンパニーとする。

 15年3月期の営業利益は14年3月期の1085億円の黒字から480億円の赤字に転落した。今期(16年3月期)の営業利益は800億円の黒字をめざすという。14年3月期の最終損益は115億円の黒字だった。今期の最終利益については「構造改革を継続する」としており、黒字化については公約していない。


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